大人になってから思うのは、子育てをしている人たちにとって小学校や中学校の長期休みというのは大変なイベントだろうなということ。
フルタイムで仕事をしながら昼間家にいる子供の面倒をみるって難しすぎないか?と思うが、子がある程度の年齢になれば勝手に友人と遊びに行ったり、部活の練習があったりで大丈夫になってくるものなのだろうか。
私の場合は、他の記事でも繰り返し書いているが実家が自営業なので、「両親が仕事をしているけど家にはいる」という状態が発生する少数派家庭であったためどうにかなっていたのだと思う。あとは一人っ子ではなく姉妹仲もそれなりに良いというのもあったかもしれない。
長期休みの時、特に春休みだったと記憶しているのだが、母が昼間仕事で外に出ている間に私と姉でお昼ご飯を作るというイベントが発生していた。強制されていた覚えはないのだが、歩いていけるような距離にスーパーやコンビニが無い立地も関係していたのか、いつも姉妹で野菜炒めみたいなものを適当につくって、炊いておいてもらったご飯と一緒に食べていた記憶がある。娘たちに家事を覚えさせるという意図があったのか…子の教育においてひたすらに放任主義であった両親の真意は分からないが、家で仕事をしている父の分も含めて三人分、特に変わり映えのしない野菜炒めもどきを作ってみんなで食べていた。昼前になったらフライパンを振り、準備できたら父親の仕事場に「ご飯だよー」と声をかけに行き、「笑っていいとも!」みたいなお昼の定番番組を観ながらぱくぱく食べる。食べ終わったら三人で洗いものだ。スポンジで食器を洗う人、食器をすすぐ人、そして最後に拭き上げる人と分担して、バケツリレーのように自分たちが使った食器を受け渡しながら片付けをした。中学生になると私は部活が忙しくなって長期休み中も日中は学校にいることが多かったが、小学生の頃はそんな風にお昼ご飯を作って家族と食べていた。あの時間はなんだったのだろうと思い出すが、楽しい時間だったなと思う。発生源はいまだに分からないのだが。家のことを手伝いなさい!と言われた記憶は全くないのに、ある期間だけ自分たちで食事の用意をしていた思い出だけがある。不思議だなあ、と世間が夏休みの話題になる度に昔のことを思い出したりする。



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