眠れない夜のこと

考えたこと

私の「夜眠れない」は2パターンある。寝床に入ってから「え、なんでこんなに疲れてるのに眠れないの?」と自分で自分にビビるパターンと、寝床に入る前から頭が痛くて「これは眠れないだろうなー」と思って案の定寝付けないパターンである。
後者の場合、だいたいその日のトータルの食事が足りていない。自宅で仕事をする日は特に、出社日に比べて運動量が圧倒的に少ないので最低限の食事しか摂らないようにしているのだが、季節の変わり目だったり、仕事が難航していたり、荒天だったり、気圧の変化が大きい時は、エネルギー不足に陥る。だから、どん兵衛PROを食べることにしている。でもお湯を淹れた途端にお腹が痛くなる時もあり、ままならない体調に困惑する。以降は、上記2パターンいずれの場合でも実践する対処法について書く。
まず、眠れるように頓服を飲む。Switch2をつけて、ぽこあポケモンやピクロスで遊ぶ。リフレッシュ目的というより、脳を疲れさせる感覚で頭を使うことをする。ピクロスは繰り返し解いていると疲れてくるからいいけど、定期的にコンテンツを追加購入しないと問題を覚えてしまうから味気ない。初対面の人に会うとか習い事を始めて最初のレッスン日とか、気合を入れて頑張る日のご褒美としてピクロスの新しい問題をニンテンドーオンラインで購入してダウンロードしておく。400円くらいで数百問の問題が手に入るからかなりお手軽。15×15マスの問題が一番好きだ。それ未満だと簡単すぎるし、それを越えると問題が大味になる印象がある。
カレンダー通りに働く会社員なので、朝起きて夜眠る規則正しい生活をしたい。けれど実際はどれだけ疲れていても寝付けない日がある。病院にいったところ、眠るために必要な成分の分泌が不得意な体質で、夜型になりやすいと言われた。眠ることが好きな気持ちとは裏腹に、祝福されていない体質に悲しくなる。しかしいわゆる睡眠薬は合わなくて、代わりに緊張をほぐしてくれる頓服を処方してもらっている。とにかく身体に力が入りやすく、緊張しやすいと整体やピラティスに行くと必ず言われるし、気付いたら力が入りすぎて肩が上がっている自覚がある。睡眠薬ではないから頓服を飲んでも眠れない時はちっとも眠れないが、どうしようもない昔のことを思い出してうぎぎと力むことは減るから具合はよい。眠れる時は気付いたら眠っている。
薬に頼って眠るというのは身体からしたらどういう感覚なのだろう。強制的に眠らされているのか、眠らざるを得ないように導かれているのか、身体に訊けるなら問いかけてみたい。私の気持ちとしては「気づいたら眠っていたことを目覚めてから実感する」という感覚だが、気絶とも違う気がする。ふっと意識に黒い布がかけられたような感覚だ。不快ではないが、「眠れた!」という自覚もあまりない。いつも思考している私の脳みそがシャットダウンしているだけのような気がする。脳は休まっているのかもしれないが、気持ちとしては少し目を瞑っていただけのような気がする。まあ脳が休めているのならいいのか。睡眠薬を使っていた時はまさに「気絶する」という感覚だった。どうやったって抗えない力で瞼を閉じられるような感覚で、この「無理矢理感」から動悸に苦しむこともあったので薬を変えてもらうに至った。どうやったって眠れず生活に支障をきたすレベルだった頃(休職に入る前後の一番不眠だった頃)は気持ちとか関係なく眠れないことが心身ともに辛く限界だったので、睡眠薬にお世話になった。その頃に比べれば今はたまに眠れないなーという夜がある程度で、仕事も多少自分でコントロールできるようになったので、在宅で仕事をしたり、午前だけ休みをもらって、弱めの薬で調整している。
「緊張をほぐす」の代償に、日中の倦怠感や無気力に悩むこともあるので、自分と、そして頓服との付き合いは難しい。30年以上一緒に生きてきたのに、自分の体調がうまくコントロールできない。大人になったら体調管理は完璧にできるようになるものだと思っていた。けれど私の心と身体は、幼い頃に想像していた「立派な大人」よりずっと脆くて弱かった。今は、「体調を完璧にコントロールする大人像」は手放して、「体調をできるたけコントロールしようと自分にできることをする大人」であろうと努力している。
余談だが、幼い頃は「とんぷく」という名前の薬があるものだと思っていた。小児科のかかりつけ医に「熱が上がって辛かったら「とんぷく」を飲んでくださいね」とよく言われていたので、とんぷく=高熱を下げる薬だと思っていた。実際はもっと色んな用途の薬がとんぷく(頓服)になる得るんだよ、小さき頃の私。

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