スマートフォンのバッテリーが30%位残っていても突然シャットダウンするようになったので機種変更をした。
格安SIMに乗り換えたい気持ちがありつつも、実家の両親とファミリーグループのようなカウントになっていて、そこそこの割引が適用されており、私が抜けると両親の支払いが増えてしまうため某大手キャリアにお世話になっている。光回線の契約とも合わせ技で割引されるようにしているから、月々の支払い金額に不満はない。職場付近での電波の悪さは困りものだが。
機種変更といっても同じ会社が出しているシリーズのバージョンを少し上げたようなものなので、データ移行も複雑ではない。事前にしておかなければならないのはモバイルSuicaとLINEの引き継ぎ準備くらいで、他のアプリやサービスは新しい端末でログインさえできてしまえばそのまま使える。新旧端末を有線で繋げば動画や写真も含めて10数分で移行は終わる。あとは旧端末で使用していたものと同じアプリを新端末が順次ダウンロードしてくれるので、各アプリにログインできることを確認したら準備完了。最近はSIMカードも物理的なカードを使う必要が無くなって管理が楽になった。(昔SIMカードの不良でモバイルネットワークも電話も急に使えなくなって困らされたことがあるので助かる)
ホーム画面のアプリアイコンの並び順も自動で旧端末と同じ状態を再現してくれて、感動する。
ここまで自動化してくれるのかーと感心していたのだが、ふと一か所だけ空白があることに気が付く。
旧端末で愛用していたメモアプリのアイコンが、無い。
調べてみるとホーム画面への追加漏れなどではなく、そもそもアプリがダウンロードされていない。
どういうことなのか。
結論として、いわゆるサ終というやつだ。
数年前に既にサポートを終了しており、新規ダウンロードはできなくなっていた。
過去にダウンロードしたアプリはそのまま使えていたので、機種変更するまで気が付くことができなかった。
そのアプリは「ミミノート」というシンプルなメモアプリで、名前の通りメモの右上をタップすると折り目をつけられて、折り目のついたメモだけを絞り込んだりできた。何より重宝していたのがピン止め機能でアプリ内でのピン止めにとどまらず、スマホの通知欄(最上部の細いところ)にもピン止めして常時表示できるところだった。それならToDoリストのようなアプリでもよいのでは?となるかもしれないが、単発のタスクならそれでよくても、定期的に発生する継続タスクだとその場で完結するToDoリストでは私は上手く管理ができない。
よくやっていたのが、毎月の給与の振り分けメモと通院メモ。都度書き足してはATMや病院に行く日に忘れないようピン止めしていた。給与メモに関しては、口座に残しておく金額と引き出す金額、引き出すうち1万円札と千円札を何枚づつの構成にするかを毎月書き出していた。給与額は年間で一定であっても交通費や手当が変動することはあるし、手元にある万札と千円札のバランスを一定にしたい質なので毎月の記録を残しながら「今日はATMでお金をおろす日だ!」と通知欄にピン止めしていた。
通院メモは定期的に通っている病院で先生に何を話したか、薬の量や種類に変更があればその経緯もメモしておく。毎回病院に着いてから待合室で「最近の体調をどう伝えよう」「前回は何を話したっけ」と混乱しがちな私にはありがたいピン止め機能だった。
しかし、そんなアプリが新しい環境で使えなくなってしまった。
代わりのアプリを見つけなければならない。しかし、調べてみるとメモアプリが突然サービス終了することはよく起こるらしい。ならば極力安定して長くつかえるアプリを選ばないと。更に、旧端末の「ミミノート」に残った50個ほどのメモの移行もしなければならない。1つ1つのメモを開いて全文コピペして…というのは手間がかかりすぎてあまり現実的ではない。アプリ運営の安定性と既存メモの移行のしやすさ、それから今後機種変更をしてもスムーズに引っ越しできるもの…そんな都合の良いものがあるかと考えた末辿り着いたのが、Google Keep(グーグル キープ)というGoogleが提供する無料のメモアプリだ。学生時代からGmailユーザのため、Googleアカウントを使ってのデータ管理には昔から馴染みがあるため今回選んでみた。また、ミミノートからの引っ越しも簡単にできたので、同じようなミミノート愛用ユーザのために書き残しておく。
まず、ミミノートがインストールされている旧端末にGoogle Keepが無ければストアからダウンロードし、ミミノートで移行したいメモを開く。次に右上の共有アイコンをタップして共有先にGoogleアカウントを指定する。たったこれだけ。手動でコピペするよりも簡単だが、複数のメモを選択してまとめて共有することはできないので50個メモがあるなら50回この操作が必要だ。また、Google Keepで実現できないミミノートの機能もある。まず、ミミノートでは基本的に作成順に下から上に積みあがっていく表示順だが、編集したメモがあればそれが最上部に表示される。つまりデフォルトで「更新日時」によるソートがされている。しかしGoogle Keepのデフォルト表示は作成日順。今日編集したものでも、作成日が1年前であれば並び順は動かず埋もれやすい。「メモを並び替える」というボタンから「更新順」を選択できるが一時的な並べ替え機能のようで、アプリを開き直すと作成日順に戻ってしまう。メモをドラッグアンドドロップすれば手動で並べ替えることはできるので、常に上のほうに表示したいメモはひと手間かけて動かしておくのが吉だ。「アーカイブ」という機能もあるので、絶対に埋もれさせたくないものはそちらに移動する手もある。
また、通知欄へのピン止めもできない。ピン止め機能自体はあるが、それはアプリ内での一覧上でのこと。Google Keepを開いた際に目につきやすい上部に固定されるのみなので、ミミノートのようにToDOリスト 兼 随時追記していくメモ帳のような使い方はできない。Googleカレンダーと連携してリマインドの通知を出すことはできるようだが、プライベートの予定管理は別アプリにお世話になっている私には使いこなせない。(仕事でGoogleカレンダーを使うため、意識的にプライベートのカレンダーアプリは分けている。でないとアイコンを見ただけで仕事がちらついて嫌になりそうで)
ミミノートの機能を完全に再現する代替アプリではないが、ひとまずメモの引っ越しは完了した。Google Keepであれば提供元が「Google」という大きな安定性があり、かつ今後機種変更をしてもGoogleアカウントの紐づけによりすぐにメモの内容を復元できる。
機能性と長期的にみた運用性の折衷案、というところで今後もGoogleさんにお世話になることとする。
とあるメモアプリ愛好家の引っ越し記録として残しておく。
無料で便利な機能を提供してくださる開発者の皆様に感謝を込めて。


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