日本左下旅行1日目 山口~福岡

旅行の記録

一度行ったことのある都道府県でも後から「ここも行けば良かった」と知る場所があったり、下調べ不足で思うような楽しみ方が出来なかった場所もあり、更には最後に訪れたのが10年ほど前で記憶も随分薄れてしまっている場所もある。
今回1泊2日で旅をした3県もそんな場所。
山口→福岡→佐賀の順に巡り、宿泊したのは福岡。

まずは山口県。
1年程前に訪れたことはあるが、県内に空港が2つ(山口宇部空港と岩国錦帯橋空港)あることを知らず、錦帯橋に行くのに山口宇部空港を利用するという残念さを発揮した。
(余談。JALが就航する空港で買える御翔印集めも趣味なので、山口宇部空港に行けたのは良い経験だった)
更に以前訪れた際は桜の時期でも紅葉の時期でもなく、桜の季節に見る錦帯橋は綺麗だろうなと1年ほど心に描いていた。

というわけで、羽田空港から岩国錦帯橋空港に飛び、空港からバスで岩国駅へ向かい、駅でバスを乗り継いで錦帯橋へ。
移動はスムーズで、空港から錦帯橋までバスに乗っておよそ30分で到着した。空港から出るバスは飛行機が遅れた場合も待ってくれるので安心。空港内でバスの発車時刻をアナウンスしてくれる親切ぶり。助かる。バスは交通系ICカード使用可で大変ありがたい。
スケジュール的に山口土産をゆっくり見る時間がなさそうだったのと、朝6時の飛行機で眠かったので岩国駅でバスを一本見送って、西口1階のVegetrip(ベジトリップ)岩国駅店へ。10分ほどしかいられなかったけど、ここ、すごく雰囲気の良いお店だった!!!
ショーケースに手作りマフィンが並んでいて、ドリンクメニューも豊富で、レジに並んでいる時に振り返ると青果が並んでいる。地元の人も買い物やカフェ利用にたくさん来ている印象のお店。
私は旅先で、旅行が終わった後の朝ごはんを買っておくことが大好きなので日持ちするマフィンとかパンとか大好きなのですよ。
紅茶といちじくのマフィンとか、アップルシナモンのマフィンとか思うままに手に取って、カフェラテをテイクアウトして退店。幸せだった。
バスを待ちながらホットのカフェラテを飲み切って、いざ錦帯橋へ。一度行ったことがあるのでバス停やロッカーの場所を覚えていて安心。ここのロッカーは現金のみで一番小さいサイズで400円なので小銭を忘れずに。
以前来た時は錦帯橋のみの入場券を買っただけだったので、今回は岩国城へのロープウェイ等も込みになっているセット券を購入。錦帯橋のみのチケットはキャッシュレス決済できるけど、セット券は現金のみとのことだったので現金持ち歩いていて良かった。セット券、970円也。
錦帯橋のすごいと思うところは二つ。木造であることと、橋を支える土台や橋の裏側を見放題なこと。錦帯橋の下は川が流れていて、河原になっているので下に降りて橋を見上げるように楽しむこともできる。どれだけ見ても飽きない。
桜の季節に再訪して正解だったと思うほどに桜と山々と川と橋の眺めは美しかった。
橋を渡りきると開けた広場のような場所があって、土産店や飲食店が並んでいる。続く道の先に山がそびえ立っていて、その上に見えるのが岩国城。前回行く時間が無かったので、今回はロープウェイを使ってお城まで行く。ロープウェイを降りても山道が体感で1kmくらい続いた。山道といっても緩やかな上り坂が続いていて道もアスファルトで舗装されているので、山中の木陰散歩のような感覚。夏でも涼しそうだなと思うくらい、背の高い木に覆われた森という感じ。
岩国城の中は4階くらいあって、祖父母の家を思わせる急な階段で上がっていく。勾配が急だったり、段数が多かったり、こういう階段に色んな旅先で会ってきて、やっぱり行きたいところには足の丈夫な若いうちに行っておきたいといつも思う。香川の金毘羅山とか、20代で行っておいて良かった。岩国城の最上階は展望室になっていて壁沿いに窓が並んでいる。錦帯橋はもちろんそのさらにその遠くも見渡せる。晴れていてとても気持ちのよい眺めだった。
帰りのロープウェイの時間を特に計算せずに戻ったらちょうど出発してしまったタイミングで、15分くらいぽかんと時間が空いてしまったけど、ロープウェイ乗り場は公園のような場所の中にあったから、ベンチに座って錦帯橋を含む山下を見下ろしながらのんびり待った。途中、傍にあった大きな仕掛け時計が賑やかな時報をしてくれた。
下山して、瓦そばを食べに錦帯橋付近に戻って「長州屋」へ向かう。これも前回山口訪問時にできなかったこと。ずっと食べたかった!山口で食べようと心に決めて、東京で瓦そばを食べられそうなお店があっても我慢してきた。11時開店のお店で、余裕をもって少し早めに行ったけど店前には列ができていて。幸いにも開店直後の第一陣で入店できたが、そうでなければこの後のバスや新幹線の都合でまた瓦そばを諦めることになっていたかもしれない。注文は券売機式で、現金支払いのみ。いただいたのはオーソドックスな瓦そば一人前。寿司下駄のような木製の台の上にまな板みたいな大きさの瓦が一枚。茶そばの上にお肉や卵、レモンをのせてじゅうじゅう音と湯気をたてている。卓上のポットに入っているめんつゆを椀にいれて、薬味を加えて、茶そばの上のレモンをしぼる。アーチ状の瓦の上にのった具材が転げ落ちないように気をつけながら下のほうはおこげのついた茶そばをすする。
結論、二人前でも良かった!というくらい美味しかった!山口県民からしたら大げさかもしれないけど、甘じょっぱいつゆと茶そばの風味と、瓦と接している面によってつるつるもパリパリもするそばの食感が楽しくて美味しくて、夢中で平らげてしまった。瓦そばデビューを大事にとっておいて良かった。
満足して、同じ店舗で塩ソフトをテイクアウトしてから来た道を折り返す。錦帯橋上での食べ歩きは禁止のためご注意を。錦帯橋をもう一度渡って、ロッカーから荷物を回収。バスに乗って新岩国駅へ。そこからさらに新幹線に乗って新山口駅へ。ここでも大きな荷物は預けて駅前のバス乗り場へ向かう。新山口駅のロッカーも現金のみ、一番小さいサイズで400円也。40分ほど路線バスに揺られて「伊勢大路」という趣深いバス停で下車。飲食店やロッカーは現金のみのところもあったけど、今回の旅行で利用した鉄道・バスは全区間交通系ICカードが使えて便利だった。下車後に10数分歩いて、到着したのは瑠璃光寺というお寺。以前錦帯橋から広島方面の高速バスに乗った時、車内の案内を見てから気になっていた国宝の五重塔を見に来た。
京都府の醍醐寺と奈良県の法隆寺に並んで日本三名塔の1つといわれる五重塔。めちゃくちゃ良かった!柱や壁の木は経年による渋みのある色合いで、屋根も茅葺(かやぶき)みたいで重厚感があってかっこいい!
1400年代の創建以降、戦火を免れてそのままの姿で建っているそうで、だから建物としての存在感があるのだろう。600年以上ここにいるんだぞとどっしりと構えている。茅葺と思っていた屋根は、檜皮葺(ひわだぶき)というらしい。読んで字の如く、檜の皮を何層にも重ねて屋根をつくる工法。最近令和の大改修でこの屋根を全面葺き替えている。その時屋根の役目を終えた檜皮(ひわだ)を使ったお守りが売られていて、お土産用含めて複数購入。長年雨風から塔を守ってきた国宝の一部を持ち歩けるなんて、それだけでなにかに守られているような気持ちになれてしまう。
帰りのバスは五重塔から数分の「香山公園五重塔前」、バスで新山口駅へ戻って新幹線で博多へ発つ。関東で過ごしていると海越えと越県を新幹線でおよそ1時間って、体験してもわかない実感。山口の人の帰属意識って中国地方と九州地方、どちらなのだろう。またね、山口県。
博多に行くのは10数年振り。その時は飛行機を使っていたから陸路は初めて。博多駅が大きすぎてめちゃくちゃ迷った。宿泊したのは駅から(迷わずいけば)5分程の「ホテルアクティブ!博多」、いい宿だった。良かったポイントを箇条書きしていく。

・備え付けのペットボトルの水は無かったけど、各階のエレベーター前にファミレスのドリンクバーみたいな機械があって、部屋にあるマグカップで飲み放題(エコ!)
・部屋のテレビで自分のアカウントを使ってYouTubeやネトフリが見られる(最近このタイプの宿多いよね、好き)
・その土地のメニューを取り入れた朝食も美味しそうだった(翌朝の都合で私は断念…食べたかった。朝食会場もお洒落で綺麗でした)
・部屋のテーブルにあるデスクライトがかっこよかった。暖色の照明も選べるし、スマホ置いたらそのまま充電できる土台みたいなのまでくっついてた。アイリスオーヤマ製のやつ。自宅用に買おうかと検討中。
・部屋着がセパレートタイプ(浴衣だと落ち着かない)
・大浴場&備え付けのスキンケア類もある(自分で宿泊先を選べる時は必ず大浴場付きにしている)
・博多駅周辺で行きたいなーと思っていたところに近くて便利!(博多駅前ビル多すぎ問題でまた道に迷った件は後述する。あと駅前にマルイあるの最高)

少し時間を巻き戻して、ホテルにチェックインする前に立ち寄ったDACOMECCA(ダコメッカ)というパン屋さんを紹介したい。
翌朝ホテルの朝食を食べる時間が無いことは分かっていたので朝食用のパンを求めて入店。魅力的すぎるレパートリーと平日夕方という時間帯のおかげかタイムセールでお安くなっていたので、本日の夜食分も含めて4個も買ってしまった。どのパンも美味しすぎたので翌日もタイミングが合えば再訪しようと思っていたのだが、翌日は土曜日だったこともあり、開店前から長蛇の列ができていたので見送った。平日夕方に行った時は並ぶこともなくゆっくりパンを選べたのでおすすめ。イートインスペースというかカフェスペースもあってそこでしか頼めないメニューもあるよう。私が行った時は空席もあったので、平日であれば待たずに利用できそう。また行きたい。
ホテルで一休みしてから、夕食を食べに外出。明太子や豚骨、もつが苦手なため、他の福岡グルメをリサーチして辿り着いたのが「大地のうどん」といううどん屋さん。巨大なごぼう天が名物とのことで、冷たいごぼう天うどんを注文。現金のみの券売機スタイルで、800円也。コシのある麺に皿を覆うほどの大きなごぼう天がさくさくで美味しかった。ここの店舗は「博多駅ちかてん」という名前で地下にあるのだが、辿り着くまで博多の地下で汗をかくほど迷子になっていたので冷たいうどんが沁みた。「博多駅ちかてん」という名称から「博多駅の地下の飲食店街みたいなところにあるんだろう」と甘く考えていたのだが、10数年ぶりに博多駅を訪れてほぼ以前の記憶がない私にはハードモードだった。まず、駅ナカの地下街は無限にある(無い)。「阪急」の文字に馴染みが無くて現在地を見失う。店舗の住所を確認して、所在地の「福岡朝日ビル」を探そうと一旦駅の外に出る。茶色いビルとネットの記事に書いてあったので周囲を見回すが茶色い建物、何個もある。あと、東京でもそうだけど、ビル名を指定されても遠くから見て分かるような位置に大きくビル名を出してくれている場所はそんなに多くない。楽天は分かりやすいけど。やっと「朝日」の文字を見つけてビルに向かおうとして、今度は駅とビルの間にある大きな道路を渡れる場所が見当たらない。一周回って地下に戻り、構内の案内板に従って目的のビルが近そうな出口に出る。ビルを見つけてエレベーターで降りてからようやく目的地に到着して夕食を食べられた。最終的に30分くらい迷子をしていたのだが、帰りは地下を通ってそのまま博多駅に戻れたような…気がする。もう思い出せないくらい、とにかく迷っていた。
駅に戻って翌日乗る特急のチケットを買ったり、お土産を調達してその日の活動は終了。
後編 福岡&佐賀編に続く。

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